ゆるのおもちゃ箱

好きなものを色々突っ込んでいます。

ドクター・デスの遺産

 

 

犬養シリーズ第4弾。

 

今回のテーマは安楽死

安楽死は正義か悪か。犬養に立ちはだかる過去最大の壁。

 

登場人物整理用。

 

犬養隼人(いぬかいはやと)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係。

 

高千穂明日香(たかちほあすか)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係。生活安全課志望だった。

 

高梨(たかなし)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係麻生班

 

葛城公彦(かつらぎきみひこ)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係。桐島班の若手。

 

麻生(あそう)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係麻生班班長。警部。

 

村瀬大二(むらせだいじ)

管理官

 

津村(つむら)

警視庁捜査一課長

 

三雲(みくも)

警視庁サイバー犯罪対策課班長

 

土屋(つちや)

警視庁鑑識課

 

倉科恵子(くらしなけいこ)

警視庁本部通信指令センター勤務。明日香の同期。

 

北園深雪(きたぞのみゆき)

警視庁本部通信指令センター勤務

 

御厨(みくりや)

検視官。

 

蔵間(くらま)

東大法医学教室准教授

 

寺町亘輝(てらまちのぶてる)

ドクターデスと思われる男

 

雛森めぐみ(ひなもりめぐみ)

元看護師。ドクターデスの助手をしていた。

 

馬籠大地(まごめだいち)

父が医者に殺されたと通報してきた。

 

馬籠小枝子(まごめさえこ)

大地の母。

 

馬籠健一(まごめけんいち)

大地の父。肺がんで亡くなった。

 

馬籠啓介(まごめけいすけ)

大地の従兄弟。

 

巻代(まきだい)

健一の主治医

 

安城邦武(あんじょうくにたけ)

西端化成第二プラント第四工区作業主任。工場の爆発事故に巻き込まれ重症を負い死亡した。

 

安城冴美(あんじょうさえみ)

邦武の妻。

 

安城英之(あんじょうひでゆき)

邦武の長男

 

安城久瑠実(あんじょうくるみ)

邦武の長女

 

小菅仁一(こすげじんいち)

西端化成第二プラント工区長

 

立花志郎(たちばなしろう)

西畑化成第二プラント第四工区作業員

 

柳原正也(やなぎはらまさや)

西畑化成第二プラント第二工区作業員

 

宇都宮(うつのみや)

西端病院勤務医。安城の主治医だった。

 

北条正宗(ほうじょうまさむね)

北条グループ総帥。90歳で亡くなった。

 

北条英輔(ほうじょうえいすけ)

正宗の嫡男。

 

北条静江(ほうじょうしずえ)

英輔の妻。

 

北条孝之(ほうじょうたかゆき)

英輔の息子。

 

山岸加寿子(やまぎしかずこ)

正宗の愛人。

 

山岸惣一(やまぎしそういち)

正宗と加寿子の息子。

 

帆村(はんむら)

正宗の主治医。

 

古舘(ふるたち)

北条グループ顧問弁護士。

 

増渕耕平(ますぶちこうへい)

ドクター・デスに娘の安楽死を依頼しようとしていた。

 

増渕桐乃(ますぶちきりの)

耕平の娘。SLEで亡くなった。

 

岸田聡子(きしださとこ)

ドクター・デスに息子の安楽死を依頼しようとした。

 

岸田正人(きしだまさと)

聡子の息子。拡張型心筋症で闘病していた。

 

砺波達志(となみたつし)

ドクター・デスに娘の安楽死を依頼した疑い。

 

砺波多津(となみたづ)

達志の母。

 

久津輪博展(くつわひろのぶ)

末期がんでドクターデスに安楽死を依頼。

 

サダ、タケダ

多摩川河川敷に住むホームレス

 

ブライアン・ホール

無国籍医師団のアメリカ人医師

 

豊崎沙耶香(とよざきさやか)

犬養の娘。帝都大附属病院に入院している。

ハーメルンの誘拐魔

 

 

犬養シリーズ第3弾。

誘拐された7人の少女。被害者の共通点は子宮頸がんワクチン…?

大胆かつ緻密な誘拐計画、事件は製薬会社や日本産婦人科学会を巻き込み世間の注目を集める。

犯人はだれか。関係者が女性ばかりで本来の能力が発揮されない犬養×女刑事高千穂の新コンビが事件の真相に迫る。

 

登場人物整理用。

 

犬養隼人(いぬかいはやと)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係。

 

高千穂明日香(たかちほあすか)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係。

 

麻生(あそう)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係主任。警部。

 

葛城公彦(かつらぎきみひこ)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係。桐島班。

 

宮藤(くどう)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係。桐島班のエース。葛城とペアを組むことが多い。

 

桐島(きりしま)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係班長。麻生のライバル。

 

各務(かがみ)

警視庁特殊捜査班班長

 

鍋島(なべしま)

警視庁特殊捜査班

 

長瀬(ながせ)

警視庁特殊捜査班

 

殿山(とのやま)

警視庁特殊捜査班

 

見城(けんじょう)

警視庁特殊捜査班

 

三雲(みくも)

警視庁サイバー犯罪対策課

 

寺里(てらざと)

警視庁鑑識課。

 

村瀬大二(むらせだいじ)

管理官。鶴崎管理官の後任。

 

津村(つむら)

警視庁捜査一課長

 

月島香苗(つきしまかなえ)

第1の被害者。記憶障害がある。

 

月島綾子(つきしまあやこ)

香苗の母。全国子宮頸がんワクチン被害者対策会の代表者。

 

槇野亜美(まきのあみ)

第2の被害者。九段女子学園普通科1年。

 

栗田美鳥(くりたみどり)

九段女子学園普通科1年。亜美の親友。

 

槇野良邦(まきのよしくに)

亜美の父。日本産婦人科協会会長。

 

槇野朋絵(まきのともえ)

亜美の母。

 

枚方(ひらかた)

亜美達の担任。

 

籾山(もみやま)

牛込署署員。

 

久家

大阪府警捜査一課長

 

仮屋裕美子(かりやゆみこ)

河村季里(かわむらきり)

甲斐詩織(かいしおり)

大和田悠(おおわだはるか)

支倉優花(はせくらゆうか)

第3の被害者。全国子宮頸がんワクチン被害者対策会のメンバー

 

草間文義(くさまふみよし)

京葉バスドライバー。

 

仮屋一美(かりやかずみ)

裕美子の母親

 

河村千里(かわむらちさと)

季里の母親

 

甲斐圭介(かいけいすけ)

詩織の父親

 

大和田恵美(おおわだえみ)

悠の母親

 

支倉可南子(はせくらかなこ)

優花の母親

 

旭日竜(あさひりゅう)

大関二場所連続優勝を果たした大阪出身の力士

 

村本隆(むらもとたかし)

むらもと小児科医院院長。娘を子宮頸がんワクチンの副反応で亡くしている。

 

小椋敦子(おぐらあつこ)

帝都大附属病院産婦人科医師

 

豊崎沙耶香(とよざきさやか)

犬養の娘。帝都大附属病院に入院している。

 

高円寺円(こうえんじまどか)

葛城の彼女。

七色の毒

 

犬養隼人シリーズ第2弾。

7つの「色」に関わる事件の短篇集。

事件の解決だけでなく、過重労働、いじめ、虐待など様々な社会問題に切りこんでいく社会派ミステリー。

 

登場人物整理用。ネタバレあり。

 

犬養隼人(いぬかいはやと)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係。巡査部長。

警察の採用試験を受ける寸前まで俳優養成所に通っていた。

 

麻生(あそう)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係班長

 

御厨(みくりや)

検視官

 

沙耶香(さやか)

犬養の娘。中学生。腎不全のため入院している。

 

 

 

一.赤い水

高速バスが高速道路で防護柵に激突し、死傷者を出す大事故となった。運転手の居眠りが原因の単純な事故と思われたが、犬養はこの事故が仕組まれたものではないかと疑問を抱く…

 

蓬田晃一(よもぎだこういち)

警視庁交通部交通捜査課。

犬養の警察学校の同期。

 

錦野(にしきの)

警視庁交通部交通捜査課。蓬田の部下。

 

田所(たどころ)

警視庁交通部交通捜査課。警部。蓬田の直属上司。

 

小平真治(こだいらしんじ)

名濃バス株式会社のバス運転手。高井戸インターチェンジ付近で運転中の高速バスが防護柵に激突した。

両親と妹を工場廃液による鉛中毒で亡くした。

 

高瀬昭文(たかせあきふみ)

名濃バス株式会社運行管理係。

妻と娘を工場廃液による鉛中毒で亡くした。

 

多々良淳造(たたらじゅんぞう)

タタラアルミ代表取締役社長だったが、工場廃水の事件後、帝京軽金属株式会社の取締役として再就職、定年後嘱託社員となった。

小平が起こした事故で亡くなった。

 

二.黒いハト

中学校で起きたイジメを苦にした飛び降り自殺。学校側の後手後手の対応に怒りを爆発させる保護者たち。自殺の裏に隠された真相に犬養が迫る。

 

東良春樹(ひがしらはるき)

日沢中学校二年A組

 

希美(のぞみ)

日沢中学校二年A組

 

保富雅也(ほどみまさや)

日沢中学校二年A組。春樹の親友。学校の屋上からイジメを苦に飛び降り自殺した。

 

影山健斗(かげやまけんと)

日沢中学校二年A組。

雅也のイジメの首謀者。父親は都議会議員

 

八神(やがみ)

日沢中学校二年A組担任。

 

岩隈信夫(いわくまのぶお)

日沢中学校校長。

 

保富雅子(ほどみまさこ)

雅也の母。

 

影山真須美(かげやまますみ)

健斗の母

 

三.白い原稿

とある文学賞を受賞したロック歌手の遺体が発見された。自分が犯人と名乗り出たのは同じ文学賞の最終候補に残った人物。犯人の目的と事件の意外な真相を犬養が暴く。

 

篠島タク(しのじまたく)/桜庭巧己(さくらばたくみ)

ロック歌手。

 

荒島秀人(あらしまひでと)

嵐馬シュウト(あらしましゅうと)のペンネームで作家を目指している。

 

桜庭香澄(さくらばかすみ)

巧己の妻

 

日下康介(くさかこうすけ)

ビブレ社の篠島の担当編集

 

四.青い魚

結婚を間近に控えた釣具店店主が、婚約者とその兄と釣りに出かける。海の上で起こった事件の真相は…?

 

帆村亮(はんむらりょう)

帆村釣具店を経営している。

 

本橋恵美(もとはしえみ)

亮の婚約者

 

本橋由紀夫(もとはしゆきお)

恵美の兄

 

帆村照之(はんむらてるゆき)

亮の弟。暴力団員。

 

五.緑園の主

ホームレスを対象としたオヤジ狩りと、下校中に中毒死した中学生。オヤジ狩りの被害者は、犯人は中毒死した中学生だと証言した。2つの事件の真相は…?

 

小栗拓真(おぐりたくま)

14歳。サッカー部。下校中にタリウム中毒で死亡した。

 

純也(じゅんや)

拓真の友人。

 

黒沢公人(くろさわきみひと)

ホームレス。塒の放火被害にあった。

 

成瀬(なるせ)

犬養の部下。

 

佐田祥子(さださちこ)

拓真が庭にボールを取りに来た際に相手をしていた。認知症を患っている。

 

佐田啓造(さだけいぞう)

祥子の夫

 

佐田啓介(さだけいすけ)

祥子の息子。40年前に交通事故で亡くなっている。

 

六.黄色いリボン

放課後には女の子の格好をするのが楽しみな少年。ある日存在しないはずの「彼女」にダイレクトメールが届く。そして、少年の前に「彼女」を知る人物が次々と現れる。

 

桑島翔(くわしましょう)

性同一性障害。団地内で「ミチル」という女の子になりきっている。

 

直也(なおや)

翔の親友。

 

戸塚(とつか)

翔の担任。

 

吉田(よしだ)

翔のクラスメイト

 

健治(けんじ)

翔のクラスメイト

 

柴崎(しばさき)

区の子育て支援課。犬養と大学の同期。

 

古手川和也(こてがわかずや)

埼玉県警

 

高千穂(たかちほ)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係。

 

七.紫の供花

多治見市で殺害された男、男の周囲の人物はとある事件で繋がっていた。

榊間明彦(さかきまあきひこ)

岐阜県警。強行犯係

 

日坂(ひさか)

岐阜県警。強行犯係。榊間の後輩。

 

高瀬昭文(たかせあきふみ)

織部タクシー配車係。自宅で刺殺されているのが発見された。

 

礼島(れいじま)

織部タクシー社長。

 

菅谷豪志(すがやたけし)

元名濃バス株式会社社長

 

樫山有希(かしやまゆき)

元東体大の短距離ランナー。名濃バスの事故で右足を負傷。

 

橋本詠美(はしもとえいみ)

東体大2年。短距離ランナー。有希の1年下の後輩。

 

橋本泉美(はしもといずみ)

詠美の母。

 

セシリア・モレノ

第二十九回静岡陸上競技大会短距離の優勝候補

 

黒崎(くろさき)

第二十九回静岡陸上競技大会解説者。

切り裂きジャックの告白

 

 

 

男の嘘は見抜けるが女に弱いイケメン刑事犬養×女性不信拗らせ熱血刑事古手川

 

中山作品の人気刑事コンビが挑むのは、遺体の臓器を持ち去られる連続殺人事件。犯人の名は「切り裂きジャック」。

移植医療の光と闇に触れながら、真相を追い求める2人を待つ真犯人とは…?!

 

登場人物整理用。

 

犬養隼人(いぬかいはやと)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係。

バツニ。

 

古手川和也(こてがわかずや)

埼玉県警

 

高千穂(たかちほ)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係。

 

麻生(あそう)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係主任。警部。

 

葛城公彦(かつらぎきみひこ)

警視庁捜査一課強行犯︎︎︎︎係。

 

津村(つむら)

警視庁捜査一課長

 

鶴崎(つるさき)

管理官。神奈川県警から赴任してきた。

 

御厨(みくりや)

検視官

 

光崎藤次郎(みつざきとうじろう)

教授

 

渡瀬(わたせ)

埼玉県警刑事課班長バツ

 

陣内(じんない)

深川署署員

 

仙石(せんごく)

深川署署長

 

豊崎沙耶香(とよざきさやか)

犬養と成美の娘。腎不全のため帝都大附属病院に入院している。

 

豊崎成美(とよざきなるみ)

犬養の前々妻

 

高円寺円(こうえんじまどか)

葛城の彼女。

 

真境名孝彦(まじきなたかひこ)

沙耶香の主治医。帝都大附属病院外科医。移植推進派。

志郎の臓器摘出を執刀した。

 

真境名陽子(まじきなようこ)

孝彦の妻。帝都大附属病院麻酔科医。

 

榊原博人(さかきばらひろと)

帝都大附属病院外科教授。移植慎重派。孝彦とは大学時代からの友人

 

梨田(なしだ)

帝都大附属病院看護師。手術室勤務。

 

久世山(くぜやま)

帝都大附属病院麻酔科医

 

高野千春(たかのちはる)

帝都大附属病院移植コーディネーター。

志郎から由美香、恵美、悟、敬介の移植を担当した。

 

美登里(みどり)

千春の娘。4歳のとき交通事故で亡くなった。

 

高里翔平(たかざとしょうへい)

脳死患者

 

六郷由美香(ろくごうゆみか)

第1の事件の被害者。劇症肝炎後に肝移植を受けた。

 

筑波稔(つくばみのる)

恵帝大附属病院外科医。由美香の移植を担当した。

 

六郷武則(ろくごうたけのり)

由美香の父。

 

六郷和江(ろくごうかずえ)

由美香の母。

 

古姓俊彦(こしょうとしひこ)

実業団のマラソン選手。第1の事件の第一発見者

 

半崎桐子(はんざききりこ)

第2の事件の被害者。細菌性肺炎後に肺移植を受けた。

 

鮎川達志(あゆかわたつし)

黎名病院外科医。埼玉県医師会常任理事。桐子の移植を担当した。

 

雨宮恵美(あまみやえみ)

中学生。水泳部。第2の事件の第一発見者

 

谷垣(たにがき)

恵美の中学の水泳部顧問

 

具志堅悟(ぐしけんさとる)

第3の事件の被害者。慢性腎不全のため腎移植を受けた。

 

具志堅晴菜(ぐしけんはるな)

悟の母

 

梁瀬美香(やなせみか)

ターフィーショップ店員。悟と千春を目撃した。

 

結城丈二(ゆうきじょうじ)

京葉医療センターの医師。悟の移植を担当した。

 

三田村敬介(みたむらけいすけ)

特発性拡張型心筋症のため、心臓移植を受けた。

 

三田村日菜子(ひなこ)

敬介の妹。

 

城仁田健譲(しろにたけんじょう)

羽生谷総合病院外科医。敬介の主治医。

 

兵頭晋一(ひょうどうしんいち)

帝都テレビ報道局チーフディレクター

 

住田(すみだ)

帝都テレビ報道局プロデューサー。

 

松井(まつい)

帝都テレビ報道局のAD

 

鬼子母涼子(きしぼりょうこ)

志郎の母

 

鬼子母志郎(きしぼしろう)

脳死移植ドナー

 

朱美(あけみ)、西浦(にしうら)

涼子のパート先の同僚

威風堂々惡女2 白洲梓

あらすじメモ。ネタバレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 一章

少年たちに落とし穴に落とされ、出られなくなっていた純霞(9)を永祥が助ける。ひと月後、桂花餅持って純霞が永祥の家を訪れたことから2人の交流が始まる。

17歳になった永祥は省試(科挙の二次試験)に合格。最終試験の殿試の日の朝、状元(殿試の首席)となったら純霞(15)に求婚すると宣言。

殿試の結果発表3日前、碧成(17)の妃として迎え入れられることになっていた梅儀(16)が将来を誓った相手がいる中で碧成に嫁ぐことはできないとの遺書を残し自殺。

永祥は状元となり純霞の元を訪れるが、得泉に純霞は亡くなった梅儀の代わりに碧成の元に嫁ぐことになったと告げられる。その帰り道、永祥は科挙で不正を働いたと捕らえられる。

純霞は永祥が父の陰謀により捕らえられたことを知り、拒んでいた碧成との婚礼を受け入れることにする。

 

安純霞(あんじゅんか)

安梅儀(あんばいぎ):純霞の姉

安得泉(あんとくせん):純霞の父

葉永祥(ようえいしょう)

莫(ばく):葉家の下女

碧成:皇太子

 

  • 二章

碧成が即位して1年。

雪媛は碧成に毒を盛り徐々に衰弱させている。誰も訪れなくなった安皇后の元に日参し、皇后の座を狙っている。

宮女や侍衛の中で病が流行り、雪媛がもたらしたものだと噂になる。

芙蓉は上巳の節句を取り仕切るように皇帝から任される。

 

雪媛:貴妃

青嘉

芳明

尚宇

江良:礼部に所属

碧成(20):皇帝

安純霞(18):碧成の正室

浣絽(かんりょ):安皇后の侍女

独芙蓉(20):賢妃

平朧(へいろう)(2):芙蓉の娘。公主

曹婕妤:芙蓉の取り巻き

許美人:芙蓉の取り巻き

志宝:青嘉の甥

珠麗:青嘉の義姉

 

  • 三章

上巳の節句の宴の場で皇后が倒れ、雪媛が災いの元であるという噂が朝廷のみならず都中で囁かれるようになる。

雪媛は一旦皇宮を離れることにする。道中、芳明が雪媛に成り代わり、雪媛は侍女の1人の春蘭として旅を続けていたところ、一行は雪媛の命を狙う刺客に襲われ、芳明を守ろうとした雪媛は崖の下に落ちてしまう。

 

  • 四章

1人で雪媛を探す青嘉。

5日が経った頃、瑯と共にいるところを見つけるが、雪媛は崖から落ちる前の記憶を失っており自らのことを玉瑛と名乗っていた。

数日間、瑯の小屋で共に過ごすこととなった青嘉。

狩りの帰りに道に迷っている青嘉を迎えに来た雪媛がら珠麗に贈ろうとしていた簪をつけていることに気づく。

 

瑯(ろう):雪媛を保護していた青年

小瑯(しょうろう):瑯が飼っている狼

小舜(しょうしゅん):瑯が飼っている烏

 

  • 五章

純粋な少女のような雪媛を見て、早く自分のよく知る雪媛に会いたいと願う青嘉。

瑯の小屋に合流した尚宇と青嘉が自分の正体について話しているのを聞いてしまう雪媛。

何者かによって雪媛が攫われる。

 

  • 六章

麓の村で役人達のために差し出される少女達の小屋に連れてこられた雪媛。玉瑛が殺された瞬間の記憶が蘇り、雪媛としての記憶を取り戻す。

小瑯を失った瑯に共に来ることを提案する雪媛だが、瑯はそれを拒む。

都へ向かうため出発した雪媛らの前に現れた瑯。主を倒し、もう山には戻らないと、雪媛に仕えることを宣言する。

 

  • 七章

永祥を守るために毒を飲む純霞。

皇后が雪媛を妬み、雪媛に毒を盛り自害したと都は騒然とする。

意識を取り戻した雪媛が皇后は無実であり、原因となった酒は芙蓉から贈られたものだと証言する。

実際は純霞が飲んでいたのは仮死状態になる薬で、再会した永祥と共に西国へと旅立つ。

威風堂々惡女 白洲梓

登場人物整理用。

ネタバレ多数です。未読の方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈転生前〉

玉瑛(ぎょくえい)(16)

尹族出身の奴婢

 

先生

名・素性は不明。玉瑛に勉強を教えてくれている

 

黄楊殷(おうよういん)(50)

胡州を治める貴族。玉瑛達が使えている主。

 

黄楊慶(おうようけい)(23)

楊殷の息子。

玉瑛が他の下女に嫌がらせを受けていたところを助けてくれたことがあったが、尹族追放の命が出た際には玉瑛を差し出した。

 

黄花凰(おうかほう)(17)

楊殷の娘

 

董洛(とうらく)

黄家の女中頭

 

泰珀

黄家の屋敷の所持一切を取り仕切っている

 

阿羽(あわ)

玉瑛の母。

 

王青嘉(おうせいか)

尹族追放の指揮をとっている。

竹林に逃れた玉瑛を殺害した。

 

柳雪媛(りゅうせつえん)

尹族出身。謀反を起こし、誅殺されたことで尹族が奴婢の身分へと落とされる原因となった。

景帝、霊帝という親子二代の皇帝の後宮であった。

 

〈転生後〉

柳雪媛(24)←玉瑛

玉瑛が転生してから7年。

昭儀。正二品に相当する。

青嘉の着任時、春蘭という侍女に成りすまして青嘉の忠誠を試していた。

皇帝の死後、母の元で暮らしていた。

平丞元年に何者かに襲われて殺される。その際に玉瑛を助けるように頼む。

→転生した青嘉によって救われる。刺客を送ったのは独芙蓉であると判明。

 

王青嘉(19)

仙騎軍に配属になり、雪媛の護衛をすることになる。

方向音痴。琴が上手い。

50年後、竹林で玉瑛が殺された際、玉瑛が雪媛に転生していたことを知る。その直後、皇帝の命で殺される。

→平丞元年の雪媛が殺された日に転生。雪媛の死を防ぎ頬に傷を負う。

 

芳明

雪媛の侍女。都一の芸妓だった。

貴族の子を身籠り、毒を盛られた際に雪媛に助けられた。

 

朱江良(しゅこうりょう)(24)

青嘉の従兄弟。

文官として皇宮に仕えている。

雪媛の死後、汚職事件に巻き込まれて遠方へ飛ばされる

→先生となり、玉瑛に勉強を教えていた。

 

碧成(へきせい)(18)

皇太子。

雪媛に想いを寄せている。

 

独芙蓉(どくふよう)

碧成の側室

 

朱祥徳(しゅしょうとく)

江良の父。

 

王宗翰(おうそうかん)

青嘉の父

 

志宝(しほう)(3)

青嘉の甥

 

珠麗(しゅれい)

青嘉の義姉

 

秋海(しゅうかい)

雪媛の母。

大月の屋敷に住んでいる。近所から嫌がらせ受けている。

 

丹子

秋海の侍女

 

正国(せいこく)

雪媛の父

 

洪将軍

宗翰の戦友

 

尚宇(しょうう)(26)

代々柳家に仕える家令の出身。

尹国が滅び、今は雪媛の後押しで官吏として登用されている。

 

李天(りてん)

太史令のもとで働いている

 

金孟

豪商

 

黄楊戒(おうようかい)

楊殷の父。胡州を治める貴族。

楊殷とともに蓮鵬山の噴火に巻き込まれて死亡。

 

円恵(えんけい)

楊戒の妻

 

黄楊才(おうようさい)

楊戒の弟。

蓮鵬山の噴火の後死亡。

 

黄楊炎(おうようえん)

楊才の息子。

 

天祐(てんゆう)

芳明の息子。